STEP 03
【会話の状況】
あなたが「周囲を味方につければ成果が倍になる」と伝えたことで、N.Sさんは「調整」を単なる手続きではなく、目的達成のための「有効な手段」として再定義したようです。
部下(N.S):「関係部署にもメリットがある客観的なデータ、ですか。……確かに、相手側にとっての利点を数字で示せれば、反対される理由はなくなりますね。無駄な押し問答をするより、その方がずっと合理的で確実です。さっそく、各部署が納得せざるを得ない根拠資料をまとめてみます。次の会議では、最短で合意を取り付けてきますね!」
【このように意気込むN.Sさんに対し、上司としてどのように会話を締めくくりますか?】
返答1:「その意欲で進めてほしいけれど、あまりスピードにこだわらず、まずは組織の基本に立ち返って、各部署の長への事前の挨拶や根回しをわすれないで。それができて初めて、その資料を提示する資格が得られるものだからね。」
返答2:「期待しているよ。ただ、あまり資料作りに時間をかけすぎて、本来の業務が疎かにならないようにね。周囲との調整は一朝一夕にはいかないものだから、あまり気負いすぎず、まずは自分ができる範囲で少しずつ話を通してみてくれるかな。」
返答3:「最短でいくためにも、リスクを洗い出しておこうか。例えば、数字だけでは割り切れない懸念を持つ人もいるかもしれないから、『誰がどのような不安を抱きそうか』を事前に整理しておくとか。障害を丁寧に取り除いておくことで、『確実な最短ルート』を一緒に構築していこう。」


